・高画質な拡大内視鏡を使用しています。
・炭酸ガス送気で検査中の腹満感を軽減させています。
・日帰り大腸ポリープ手術を行っています。

希望者には鎮静剤を使用しています。

検査後は回復室でゆっくり休んでいただけます。

大腸カメラ検査は、下痢、便秘、腹部膨満感、下腹部痛、血便、貧血、腹部腫瘤などの症状のある方、検診異常(便潜血陽性)の方などが適応となります。

大腸ポリープ、大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性腸炎、大腸憩室症、過敏性腸症候群、痔核、腸管感染症などの診断のために行います。

検査日時

大腸カメラ検査は予約制です。検査希望の方はまずは受診をお願いします。

月曜日、水曜日、金曜日、土曜日の午前11時ころから行っていますが、午前の診療状況や大腸カメラ前の前処置の状況によっては検査が午後になることもあります。

緊急時には当日の対応もしております。

検査前の注意点

検査前日の夕食は21時ごろまでにおとりください。その後は絶食ですが、飲水は可能です。

検査前日の夜と検査当日の朝に下剤を内服していただき、腸をきれいにします。(詳細は外来で説明します。)

検査当日の下剤は、原則、自宅で内服していただいていますが、希望者や年齢・体調によっては受診してから内服していただくことがあります。(詳細は外来で説明します。)

定期内服薬などがありましたら、ご持参してください。

検査の苦痛を和らげるための鎮静剤をご希望の方は、車・バイクを運転されての受診はお控えください。

日帰り大腸ポリープ手術

大腸ポリープが見つかった場合、その日のうちに日帰りポリープ手術を行うことができます。

ポリープの下に生理食塩水を注射してポリープにスネアという器具をかけて通電し焼き切ったり(EMR)、生理食塩水を注射せずにポリープにスネアという器具をかけて通電し焼き切ったり(EPT)、生理食塩水を注射せずにポリープにスネアという器具をかけて無通電で切ったり(CSP)します。

当院では、ディスポーサブル(1回きりの使用のために極めて清潔で安心)の器具を用いて日帰りポリープ手術を行っています。

※ポリープの大きさポリープの数によっては、日を改めての日帰りポリープ手術や連携病院での入院ポリープ手術をお勧めすることもあります。


大腸拡大内視鏡スコープ CF-HQ290Z 

従来のハイビジョン画質を上回る“HQ画質”、最大80倍の拡大機能、そして170° の広視野角をもつ大腸カメラ“EVIS LUCERA ELITE CF-HQ290ZI” での精度が高く見逃しの少ない検査を行っております。

内視鏡用炭酸ガス送気装置

大腸カメラでは、スコープ先端から腸管内に空気を送り、腸管を広げて観察しています。大腸カメラの痛み・苦しさの一つには、送気による検査中・検査後の腹部緊満感があります。当院では送気に空気ではなく炭酸ガスを用いています。空気と比較して、体内への吸収が速い炭酸ガスで送気を行うことによって検査中・検査後の腹部緊満感が軽くなり、検査の苦痛を減らすことができます。